歯周病
ペットの高齢化に伴って増えているのが、歯周病などの歯科疾患です。噛む回数の少ない食餌内容や、歯磨きの習慣が定着していないこと、顎の形や歯並びの問題などがその原因と考えられています。
歯周病は、歯垢の中の細菌によって歯肉や歯根膜、セメント質などに炎症が引き起こされることによって発症します。歯周病になると、食餌の際の痛みやよだれ、口臭、硬い物を食べなくなるなどの症状が見られます。また歯周病は口腔内だけでなく、心臓、肝臓、腎臓など全身に影響がでることが報告されています。
当院では歯周病の予防のため、歯磨きの指導、定期的な歯石の除去(スケーリング)を行っています。またすでに歯周病がみられる場合、歯肉の検査、歯のX線検査などを行い、症状によっては抜歯を行っています。歯髄の炎症によって根尖周囲病巣がみられ、歯内治療や根尖切除術が必要とされた場合には、専門医へ紹介をさせていただいております。
ペットの歯のことで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。